useEffect

ユーズエフェクト

useEffect を分かりやすく

「useEffect」について説明しましょう。「そもそもこれどんなときに使うもんなん?」って思うかもしれませんが、これがReact開発において凄く便利なツールなんですよ。

useEffectはReactのフックで、ある種の"副作用"(side effect)を実行するために使用します。副作用とは何かというと、データフェッチングや購読、手動でのReactコンポーネントのDOMの変更など、通常のレンダリングフローの外部に影響を与えるもののことを指します。

例えば、コンポーネントが表示された(マウントされた)ときや、特定のpropsやstateが更新されたときに何かを実行したいとき、useEffectはその友達です。また、コンポーネントが表示されなくなった(アンマウントされた)ときや、再レンダリング前に何かをクリーンアップしたいときも使います。

例え話で言えば、useEffectは「新しいお部屋の住人」と考えると分かりやすいですよね。新しいお部屋に入ったとき(マウント)、あるいは部屋の中を何か変えたとき(stateやpropsが更新)には、ある種の準備や変更(副作用)が必要になります。また、お部屋から出るとき(アンマウント)には、片付け(クリーンアップ)をします。これがまさにuseEffectの役割です。

例えば、useEffectを使ってAPIからデータを取得し、そのデータを表示するようなことが可能です。また、タイマーやイベントリスナーなどの登録と、それらの解除もuseEffectを使って管理できます。これがなかったら毎回レンダリングする度にデータ取得やリスナー登録をすることになり、それはもう大変なことになりますよね。

「だいぶヤバいやつ」ですよね、useEffectは(褒め言葉)。ですが、便利だからといって何でもかんでもuseEffectを使うわけではありません。必要なとき、必要な場所で使うことで、その効果を最大限に引き出せます。何事もほどほどが大切、というわけなんですよ。

結論

用語「useEffect」(ユーズエフェクト)は、React という JavaScript ライブラリを使用して作成された Web アプリケーションにおいて、コンポーネントのマウント、アンマウント、更新時に処理を実行するための機能です。useEffect を使うことで、React がコンポーネントのライフサイクルを自動的に管理し、処理を実行してくれます。

React は、画面の更新を効率的に行うために、仮想 DOM を利用します。仮想 DOM は、画面に表示されている実際の DOM と同じ構造を持ちますが、JavaScript のオブジェクトとして存在します。React では、コンポーネントと呼ばれる単位で、画面を構築していきます。useEffect は、React のコンポーネントにおいて、DOM が更新された際に呼び出される関数です。

useEffect の使い方

以下は、useEffect を使った例です。

import React, { useState, useEffect } from 'react'

export default function Timer() {
  const [time, setTime] = useState(0)

  useEffect(() => {
    const interval = setInterval(() => {
      setTime(time + 1)
    }, 1000)

    return () => {
      clearInterval(interval)
    }
  }, [time])

  return (
    <div>
      <h1>{time}</h1>
    </div>
  )
}

この例では、useState を使って、time という変数を定義しています。そして、useEffect を使って、1 秒ごとに time を更新する処理を実装しています。useEffect の第 1 引数には、処理を記述した関数を指定し、第 2 引数には、処理の依存する変数を指定します。この例では、time が更新されたときに、useEffect の中の処理を実行するように指定しています。

useEffect の第 2 引数

useEffect は、画面が更新されるたびに実行されます。そのため、無駄な処理が行われる可能性があります。しかし、useEffect に依存する変数を指定することで、変数が更新されたときだけ、処理を実行するようにすることができます。このように、useEffect をうまく活用することで、効率的な画面更新を実現できます。

このように、useEffect を使うことで、コンポーネントのライフサイクルに合わせた処理を簡単に実装することができます。また、useEffect を使うことで、コンポーネントの処理を自動的に管理し、開発をスムーズに進めることができます。