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Lambda
ラムダ
Lambda(ラムダ)を分かりやすく
Lambda(ラムダ)とは、無名関数や匿名関数とも呼ばれる、名前を持たない関数のことを指します。ラムダ関数は、コードの中で一度しか使われないような短い関数を定義する際に便利です。また、コールバック関数として他の関数に渡す際にもよく使われます。JavaScript において、ラムダ関数はアロー関数として実装されており、Next.js や TypeScript のコードでもよく利用されます。
Lambda(ラムダ)関数の利用例
ラムダ関数を使ったイベントハンドラー
Next.js と TypeScript のプロジェクトでラムダ関数を利用する一例として、イベントハンドラーを実装してみましょう。以下のコードは、ボタンをクリックするとアラートが表示されるシンプルなコンポーネントです。
// components/AlertButton.tsx
import React from 'react'
interface Props {
message: string
}
const AlertButton = ({ message }: Props) => {
return (
<button
onClick={() => {
alert(message)
}}
>
Show Alert
</button>
)
}
export default AlertButton
ここでは、onClick
イベントハンドラーにラムダ関数を使用しています。ボタンがクリックされると、alert
関数が実行され、メッセージが表示されます。
ラムダ関数を使った配列操作
ラムダ関数は、配列操作(例えば、map
や filter
など)でコールバック関数として渡す場合にも便利です。以下の例では、Next.js と TypeScript で作成された ToDo リストコンポーネントから完了済みのタスクをフィルタリングしています。
// components/TodoList.tsx
import React from 'react'
interface Todo {
id: number
task: string
completed: boolean
}
interface Props {
todos: Todo[]
}
const TodoList = ({ todos }: Props) => {
const incompleteTodos = todos.filter((todo) => !todo.completed)
return (
<ul>
{incompleteTodos.map((todo) => (
<li key={todo.id}>{todo.task}</li>
))}
</ul>
)
}
export default TodoList
このコードでは、filter
および map
メソッドにラムダ関数を渡しています。filter
メソッドで未完了のタスクだけを抽出し、その後 map
メソッドでリスト要素を生成しています。
ラムダ関数の注意点
ラムダ関数は便利ですが、適切な場面で使うことが重要です。特に、React のコンポーネント内で頻繁に再レンダリングが発生する場合、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。そのため、メモ化(useCallback
などのフックを使用)を検討することで、無駄な再レンダリングを防ぐことができます。
また、TypeScript を使用している場合、ラムダ関数の型を正しく推論させることが重要です。型情報が不足している場合、コンパイラによるエラーチェックが機能しないことがあります。
まとめ
Lambda(ラムダ)関数は、無名関数や匿名関数として知られており、Next.js や TypeScript のプロジェクトでよく利用されます。この記事では、ラムダ関数の基本概念と、イベントハンドラーや配列操作での利用例を解説しました。ただし、ラムダ関数を適切な場面で使用し、パフォーマンスや型推論に注意することが重要です。